アソビゴコロアワー（2004年生、母アドベンチャーオン）

アソビゴコロアワー（2004年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「遊び心＋時間」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時16歳）と交配したアドベンチャーオンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、中央平地7戦0勝、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2007年のエメラルド賞。

経歴

デビュー前

2歳のとき、大滝康晴から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月24日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

4月8日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月25日、中4週で迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフレンドリーエムに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4歳（2008年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1一（園田ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、マコーリー特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた11戦目は、つつじ賞（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B1一（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

7月21日、中6週で迎えた14戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B1一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。