ユキアカリノマチ（2010年生、母フジムスメ）

ユキアカリノマチ（2010年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したフジムスメが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方16戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2015年の春光特別(一般B3三)。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したニシノヘリオスに3/4馬身届かず2着となった。

3月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、サフランパートナーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月19日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、JA高崎ハム75周年賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディアストライカーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、シルキーカレントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2014年）

2月18日、中9週で迎えた8戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、テンエイエンドレスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中4週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエクエスバンダムを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

4月30日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のテンエイエンドレスを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月11日、中7週で迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、秋遅草特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマイネルヴェルディに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中3週で迎えた13戦目は、金木犀特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったタマモホルンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月5日、中3週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のトパーズスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、円良田湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた16戦目は、冬菊特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5歳（2015年）

1月8日、中3週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、パロパロに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中5週で迎えた18戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファルコンクロウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、春光特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したポッドアレットに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、春光特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモアリュールを3/4馬身差し切って1番人気に応えた。