タマモホルン（2011年生、母ハイジ）

タマモホルン（2011年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ピラミッド型の山頂」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時17歳）と交配したハイジが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。2017年のスポーツニッポン卯月杯(A1以下)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

3歳（2014年）

3月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フミノスナイパーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したインテグラードに半馬身届かず2着に敗北した。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のユキアカリノマチに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月17日、中5週で迎えた12戦目は、銀杏特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のファイナルドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のケイティケンタに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2015年）

2月5日、中5週で迎えた15戦目は、アメジスト賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の仲春特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の爽春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のマサヤに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、ファンシーハルター特別（船橋ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモナチュラルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月28日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のエメラルドカップ（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、モズブラックアイにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月26日、中3週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた21戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月19日、中2週で迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバーンザワールドに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月6日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の金風賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、モンサンカノープスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の武州賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のスカイインテンスに5馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

12月1日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のまがたま賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（10戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5歳（2016年）

1月6日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の新春特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、ゴーオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月11日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、報知新聞皐月杯（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のセンティグレードに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

6月2日、中2週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、エメラルドカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、プリンセスバリューに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中9週で迎えた30戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、’16 プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のビーインラプチャーに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月15日、中4週で迎えた31戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月1日、中6週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、よこすか海軍カレー特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月22日、中2週で迎えた33戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（13戦5勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

6歳（2017年）

2月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦の梅花賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（14戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のキタサンオーゴンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月4日、中5週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた35戦目は、スポーツニッポン卯月杯（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ジャーニーマンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中5週で迎えた36戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

8月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（15戦6勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた38戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（16戦6勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた39戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（17戦6勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。