マイネルヴォーダン（2012年生、母リンガスマドンナ）

マイネルヴォーダン（2012年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オーディン（独）。稲妻や雷を支配する北欧神話の神」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したリンガスマドンナが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。主な勝ち鞍は2017年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

3歳（2015年）

1月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

3月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヘブンズゲートに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバイザスコットに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

1月9日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のドンマネーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、4着を確保した。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2017年）

1月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月26日、中6週で迎えた21戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月1日、中7週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

11月19日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノリュウセイに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

12月9日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2018年）

1月8日、中3週で迎えた28戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 小雨）に出走。鞍上は8戦連続で山本康志騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた29戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で山本康志騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた30戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で山本康志騎手（9戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた31戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本康志騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中9週で迎えた32戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は12戦連続で山本康志騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月22日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で山本康志騎手（12戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で山本康志騎手（13戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月25日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は15戦連続で山本康志騎手（14戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2019年）

1月26日、中8週で迎えた36戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は16戦連続で山本康志騎手（15戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。