ナムラヘンリー（2004年生、母バーハレン）

ナムラヘンリー（2004年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男性名」。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時7歳）と交配したバーハレンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤和明。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害2戦1勝、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月23日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2007年）

2月14日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アクアレイジアに交わされて3馬身半差の2着となった。

3月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒシヴェンチャーを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2008年）

1月13日、中4週で迎えた12戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

5月3日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーエリシオに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月9日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。