オーバーザトップ（2010年生、母スイートフラッグ）

オーバーザトップ（2010年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「限界を超えて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したスイートフラッグが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2二。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたヒカルペガサス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

3歳（2013年）

3月23日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、最後はマイネジュリエッタと並んで5着同着となった。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすすき特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

11月26日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4歳（2014年）

3月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3階らーめん加納兄弟OPEN記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、3階オッズオン冷やし中華はじめました（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた10戦目は、船橋オート5月21日黒潮杯開幕（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったゴールドグローバルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月17日、中5週で迎えた11戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のレインボーカムカムに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月28日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2015年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、七草賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のベルモントブレイクに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月11日、中3週で迎えた16戦目は、成田漬物本舗たかな漬け賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた17戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシゲルシリベシを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中5週で迎えた20戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリバーフルパワーに3馬身の差をつけて優勝

7月17日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月9日、中7週で迎えた22戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた25戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6歳（2016年）

1月3日、中3週で迎えた26戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月2日、中5週で迎えた28戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったファインドミーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた30戦目は、緑風特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。