エピデンドラム（2008年生、母レースミストレス）

エピデンドラム（2008年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「蘭の一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したレースミストレスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方21戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月24日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたバラードソング決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

3歳（2011年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4月30日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

11月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のメイショウドンナーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた15戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

2月2日、中0週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の花のまち鴻巣賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた17戦目は、越生町のマスコットうめりん賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、誘導馬トライアンフトーチ誕生日記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月26日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、一般C2五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月9日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた32戦目は、隆明&薫結婚おめでとう記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（11戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた33戦目は、神奈川新聞社賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。