アドマイヤファイン（2007年生、母サラトガデュー）

アドマイヤファイン（2007年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美しい、元気」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したサラトガデューが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方28戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンコーファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,575万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルーグラスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2010年）

2月20日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4月10日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で勝浦正樹騎手（8戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で勝浦正樹騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

4月26日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったライムグリーンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラヴェローチェをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた16戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったエコゼウスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったチカリンダにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フォンテーヌブローに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦聡志騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松浦聡志騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦聡志騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたアップカード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月29日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松浦聡志騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

5歳（2012年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松浦聡志騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた29戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（10戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた34戦目は、なつつばき賞（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月25日、中1週で迎えた35戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ほうせんか賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマーティントゥルーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C1 C2（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。