オヤジノハナミチ（2014年生、母ペスカトリーチェ）

オヤジノハナミチ（2014年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「親父の花道」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時9歳）と交配したペスカトリーチェが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒木貴宏。主な勝ち鞍は2018年のダーリンググラス特別(一般C1五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒木貴宏から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、荒木貴宏から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、宮内牧場によって324万円で落札された。2歳のとき、宮内牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、北側雅司によって864万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

7月21日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチョウコイコイに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

10月31日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームダンサーに6馬身の差をつけて優勝

12月16日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳戦のカンツバキ特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で懸命に走り抜いたが、フィールザファイアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

6月24日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

8月26日、中8週で迎えた9戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

11月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR浦和第2戦（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、春待月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2018年）

1月10日、中2週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、深谷市「ふっかちゃん」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた15戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月28日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、西区水と緑と花のまち賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、コバトン×うまたせ!コラボ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、プリサイスサンデーに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた19戦目は、ちちぶのじかプロジェクト賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、こうのす花火大会賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月24日、中2週で迎えた23戦目は、ダーリンググラス特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャムネコを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

10月25日、中3週で迎えた24戦目は、秋陽特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のさざんか賞（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、銀杏特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したスミトアンドチャーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5歳（2019年）

1月3日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のクロッカス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笠野雄大騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

1月10日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、寒椿特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で笠野雄大騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた29戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、桜草特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、プリムラジュリアンに3/4馬身交わされて2着となった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた30戦目は、ハンデ戦の稲荷山特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた31戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、岐阜の乳製品で笑顔!賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったミッキーオフィサーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の涼月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の芙蓉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた34戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福原杏騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦の遊びを、まん中に。（株）よみうりランド（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2020年8月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。