ルビータイプ（2020年生、母コスモルビー）

ルビータイプ（2020年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ポートワインのレッドワインの呼び名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時10歳）と交配したコスモルビーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2023年）

1月9日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

2023年1月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月17日、中5週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の和矢麻美の披露宴来場ありがとう（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインナーサンクタムに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エコログラッツェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のマーチドリーム戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のセオグランジを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のメイドリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のジューンドリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヴァリちゃん誕生日記念（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のトイグループ記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた14戦目は、遅れてごめんね祝還暦正樹&昭夫（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ショートストップに交わされて9馬身差の2着となった。

11月6日、中3週で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヴォランテに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、御礼!靖志さんお疲れ様でした（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコハルを別次元の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、くじゃく座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた18戦目は、寒冷賞（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のブラックアリエスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた20戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハクサンブレーヴにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（13戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月24日、中2週で迎えた26戦目は、春にんじん賞（名古屋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルツキミザケに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。