ベルキューズ（2016年生、母オーシャンフリート）

ベルキューズ（2016年2月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランス海軍が建造した二等装甲艦。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したオーシャンフリートが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月25日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月3日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったラテリシウスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ティボリドライヴにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月26日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアマリリステソーロに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中7週で迎えた9戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したトゥーフラッシーに半馬身届かず2着に敗北した。

7月13日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のストラトフォードを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

11月10日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月22日、中5週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4歳（2020年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカリーニョミノルを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月22日、中9週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた18戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月8日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの仲冬ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。