ラテリシウス（2016年生、母アンソロジー）
Latericius
2016.04.03
ラテリシウス（2016年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「煉瓦色（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時14歳）と交配したアンソロジーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の2018 東京メガイルミオープン賞(一般B3四)で4着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。
高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
9月9日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。
11月3日、中7週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルキューズに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。
3歳（2019年）
2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて14着に終わった。
5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。
7月6日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
8月11日、中4週で迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。
11月24日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。
4歳（2020年）
1月18日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。
5月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。
8月16日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C1十十一（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったエエカゲンニセイジに詰め切れず、6馬身差の2着となった。
9月8日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。
9月19日、中1週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。
12月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。
12月28日、中2週で迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。
5歳（2021年）
1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。
2月18日、中3週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。
3月10日、中2週で迎えた17戦目は、ソルテ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィーグリーズに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
3月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のガーネットクロスをクビ差振り切って3勝目を挙げた。
4月16日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般C1二三（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィーグリーズに2馬身半の差をつけて優勝
7月16日、中1週で迎えた21戦目は、納涼特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシザーハンズを半馬身振り切って5勝目を獲得した。
8月2日、中1週で迎えた22戦目は、清水坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。
9月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、2018 東京メガイルミオープン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
9月20日、中1週で迎えた24戦目は、ヴァーゴ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。
10月6日、中1週で迎えた25戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、公式ツイッターフォロワー10万人突破賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。
6歳（2022年）
2月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、狸穴坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。
3月8日、中3週で迎えた27戦目は、江戸見坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（9戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。
3月28日、中2週で迎えた28戦目は、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（10戦4勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。
4月18日、中2週で迎えた29戦目は、山王坂賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（11戦4勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。
5月12日、中2週で迎えた30戦目は、神楽坂賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。
5月24日、中1週で迎えた31戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヴァンルーチェに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
6月30日、中4週で迎えた32戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、富士見坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、グレースレジーナに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
7月13日、中1週で迎えた33戦目は、オーストラリアンターフクラブ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。
8月19日、中4週で迎えた34戦目は、ホッケータウン賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、3着に終わった。
9月9日、中2週で迎えた35戦目は、宮益坂賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。
11月15日、中9週で迎えた36戦目は、牝馬限定の一般B2 B3（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。
12月9日、中2週で迎えた37戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。