スピードメモリー（1985年生、母ダイニタイジ）

スピードメモリー（1985年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のウエスタンウインド（当時11歳）と交配したダイニタイジが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）フラット牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月12日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は細川英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスガランドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3歳（1988年）

1月24日、中4週で迎えた7戦目は、アラ系4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（6戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモノカワを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で細川英二騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で細川英二騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。