ベルモントヒット（1997年生、母ミスカムイ）

ベルモントヒット（1997年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したミスカムイが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方10戦2勝2着2回。2000年のユングフラウ賞(牝)で2着に入った他、2000年の黒潮盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベルモントファームから「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1999年）

7月9日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は477kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ラブバージョンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブランカマスカラに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中7週で迎えた3戦目は、2歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアネストに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月9日、中7週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2000年）

1月11日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの’00ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカツベンテンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、アルテミス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月12日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスーパーチャンピオンシップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。