カツベンテン（1997年生、母シェラネバダ）

カツベンテン（1997年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時14歳）と交配したシェラネバダが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、地方31戦8勝2着6回。2000年の’00桃花賞(牝)に勝利した他、2000年のユングフラウ賞(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

7月15日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイダーストリームから3馬身差の2着に敗北した。

7月22日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングブリザードから4馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた4戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミスボタンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイティプリンセスから半馬身差の2着となった。

11月23日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノリージェントに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月27日、中4週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のポインセチア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラブバージョンに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

3歳（2000年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’00ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた10戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアイアイアスリートにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

2月23日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルモントヒットに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月24日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの’00桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアインアインを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月19日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月17日、中9週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（5戦2勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月17日、中8週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東条湖特別（姫路ダート1500m 曇/不良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

12月13日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、3歳地方重賞の園田金盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2001年）

1月2日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、初夢特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッキードリームからクビ差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた22戦目は、日刊スポーツ新聞社賞（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定戦の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハギノグランに3/4馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

3月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、花・ゆめ・根日女・加西特別（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月18日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

9月30日、中3週で迎えた27戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた28戦目は、桂樹杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、白神賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーヨーリンカーンから6馬身差の2着となった。

12月10日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定オープンの雪椿賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセイントリーフに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のランニングメイトに6馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。