’00桃花賞

レース展開

アインアインが全馬を率いる形、その直後に続くトミケンブライト

ハナに立ったのはアインアイン。後続との差を1馬身ほど確保して一団を牽引。単独の2番手にトミケンブライトが続く。その直後、アラノマドンナが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはカツベンテン。その1馬身後ろ、アミーとグレートテンは中団前寄り。ハッピーメルドは中団後方の位置。アネストは後方4番手に待機して前方各馬の出方をうかがう。後方2番手の位置でユッタリと構えるのはベルモントルビーとシュザンヌ。最後方にラブリーダハールがいる隊列で最初のコーナーを通過。

’00桃花賞、カツベンテンが稟賦のレースセンスを活かした巧妙な立ち回りで制す！

先頭はアインアインでリードは1馬身。単独の2番手にトミケンブライトが続く。その直後、カツベンテンが3番手。1馬身離れて、アラノマドンナとグレートテンが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるアインアイン。そのまま押し切るかに思われたが、絶好位にいた1番人気のカツベンテンが次元の違う末脚を炸裂させてアインアインを交わすと、最後はクビ差先着してトップでゴールを走り抜けた。2着のアインアインから5馬身差の3着には、2番手の位置から強靭な末脚を披露した2番人気のトミケンブライトが入った。そこから2馬身半遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたアミーが入線した。