グレートテン（1997年生、母アイヴォリーイメージ）

グレートテン（1997年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のCaerleon（当時17歳）と交配したアイヴォリーイメージが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、地方27戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2001年のジュライスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

8月20日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアミーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中4週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のストレチア特別（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマルヨシクローバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中0週で迎えた4戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオーシャンゴールド決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のポインセチア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスケイプリンセスをクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

3歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月24日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの’00桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月3日、中0週で迎えた9戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月29日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、港区特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた11戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ぎょしゃ座特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月29日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、晩秋特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったホクトジャクポットに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月22日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のトルコ石特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったリスポンスサイマーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦の紅梅特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリスポンスサイマーに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月7日、中3週で迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の駿麗特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミケンブライトから1馬身半差の2着となった。

4月3日、中3週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、’01ファンタスティックサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったミストフェリーズにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月31日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の薄暑特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、清夏特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルヨシカングに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアーラーイをクビ差制して勝利を手中に収めた。

8月16日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のふるさと特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイラッキーから半馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中5週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（13戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月2日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のスターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ベルモントアトムに半馬身交わされて2着となった。

12月18日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。