ミストフェリーズ（1994年生、母シングルカラー）

ミストフェリーズ（1994年5月2日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のキャロルハウス（当時9歳）と交配したシングルカラーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方49戦17勝2着9回。2000年のマーキュリーカップ(G3)で3着に入った他、1999年の高知県知事賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

8月17日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

11月3日、中4週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた4戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般C6-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキビッグカグラに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、一般C6-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガージョージに1馬身の差をつけて制した。

12月16日、中3週で迎えた6戦目は、一般C6-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトサギンオーリーに約16馬身の大差をつけて3勝目をゲットした。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、一般C6-1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で明神繁正騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンセレストに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（1998年）

2月2日、中4週で迎えた8戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で明神繁正騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカイヨウオアシスに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月26日、中2週で迎えた9戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で明神繁正騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミスサクラチャンに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、東風特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で明神繁正騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイティマウスからクビ差の2着に甘んじた。

3月23日、連闘で迎えた11戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で明神繁正騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウィンダムキングに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月13日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で明神繁正騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテンマホウオウに4馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で明神繁正騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったセフティースーパーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で明神繁正騎手（10戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジャッジアズマに4馬身の差をつけて9勝目を収める

10月19日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で明神繁正騎手（11戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤノキックをクビ差制して10勝目を達成した。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、黒潮盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で明神繁正騎手（12戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、馬路村ゆずの里ごっくん特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で明神繁正騎手（13戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティマウスに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月30日、中1週で迎えた18戦目は、のじぎく特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で明神繁正騎手（14戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティマウスに5馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、ひいらぎ特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で明神繁正騎手（15戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティマウスをクビ差制して1着ゴールを果たした。

5歳（1999年）

1月15日、中4週で迎えた20戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月10日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカダイジンに2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

8月8日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた23戦目は、足摺特別（高知ダート1600m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた24戦目は、越知町平家とコスモスの里特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシーアタックに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、中3週で迎えた25戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったノルディクダンサーからアタマ差の2着に甘んじた。

11月21日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた27戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォーターダグから1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2000年）

1月15日、中1週で迎えた28戦目は、プリムラ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた29戦目は、南国市まほろばの酒銘酒『貫之』特別（高知ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったブリッジテイオーから4馬身差の2着となった。

3月20日、中5週で迎えた30戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で北野真弘騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月26日、中4週で迎えた31戦目は、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で北野真弘騎手（11戦2勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞のトレノ賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で北野真弘騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた33戦目は、スプリント特別（高知ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で北野真弘騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月20日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で北野真弘騎手（14戦2勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月28日、中5週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた35戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で北野真弘騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウタイカンから7馬身差の2着となった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた36戦目は、G3の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で北野真弘騎手（16戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた37戦目は、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で北野真弘騎手（17戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた38戦目は、G2の東海菊花賞（名古屋ダート2500m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で北野真弘騎手（18戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた39戦目は、河津裕昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の玄冬特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウリツキングに2馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

7歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の松竹梅賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサパースブラザーからアタマ差の2着に甘んじた。

1月25日、中2週で迎えた41戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河津裕昭騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた42戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河津裕昭騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた43戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、’01フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンウインダムに半馬身届かず2着に敗北した。

4月3日、中2週で迎えた44戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、’01ファンタスティックサドル特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったハタノバウンティに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた45戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の緑風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のグレートテンに2馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす

6月1日、中5週で迎えた46戦目は、ハンデ戦の万緑特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた47戦目は、ハンデ戦の神無月特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月13日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた48戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた49戦目は、ハンデ戦の稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた50戦目は、ディセンバー特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（2002年）

1月29日、中4週で迎えた51戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、疾風特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた52戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。