シュザンヌ（1997年生、母マリーンテンダー）

シュザンヌ（1997年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のサンキリコ（当時12歳）と交配したマリーンテンダーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂東ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦2勝。2000年の新春千葉盃(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡部茂夫厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

7月29日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は415kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベルモントアトムに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若駒特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月10日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月18日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のポインセチア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフレアリングアローに2馬身半の差をつけて制した。

2月23日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた9戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’00桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月6日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月27日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳地方重賞のミレニアムカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた13戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。最後はブルードラゴンと並んで4着同着となった。

9月12日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月24日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2001年）

1月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

1月10日、連闘で迎えた19戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のガーネット特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月4日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のウインターサンデー特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（8戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月18日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦の長月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は薮口一麻騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた22戦目は、’01フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、相模湖特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、ノベンバー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1二 B2一（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月17日、中0週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（11戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の初夢特別（船橋ダート1700m 小雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（12戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、一般B2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた32戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。