セイントリーフ（1998年生、母スダリーフ）

セイントリーフ（1998年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時6歳）と交配したスダリーフが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方22戦9勝2着2回。2000年の福島3歳ステークス(オープン)で2着に入った他、2001年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水スタッドから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木七郎厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2000年）

7月2日、デビュー戦は阿部英俊騎手を鞍上に据えて、3歳（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のザアルビオンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったネイティヴハートから3馬身差の2着となった。

9月2日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の野菊賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のブロードネイビーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のもみじ賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンヒルスターに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の白菊賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のタカノガディスに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

11月19日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦4勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したテンシノキセキに3/4馬身届かず2着となった。

12月17日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦4勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2001年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のベーシックフジに4馬身の差をつけて制した。

4月29日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベーシックフジに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月2日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（10戦6勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（11戦6勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で阿部英俊騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で阿部英俊騎手（13戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイナマイトムスメに1馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で阿部英俊騎手（14戦7勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で阿部英俊騎手（15戦7勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で阿部英俊騎手（16戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のエメラルスターをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

12月10日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの雪椿賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツベンテンから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

4月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg絞って迎えた19戦目は、まんさく賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（17戦8勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（18戦8勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた21戦目は、あすなろ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（19戦8勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、かきつばた賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（20戦8勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた23戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（21戦8勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定オープンのエレガンスカップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（22戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（23戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカネサイジョオーに1馬身の差をつけて9勝目を手にした。