ウルトラスキー（1996年生、母ノースフエイス）

ウルトラスキー（1996年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時12歳）と交配したノースフエイスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年のたちばな賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡光夫から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、高嶋哲によって840万円で落札された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月9日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、リエズスターにアタマ差交わされて2着となった。

12月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワエスポワールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下のたちばな賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のラッシュスルーをクビ差振り切って勝利をモノにする

9月26日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中0週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

11月4日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた26戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた27戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。