マザーズウィッシュ（2004年生、母ゴールデンカラーズ）

マザーズウィッシュ（2004年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母の願い」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したゴールデンカラーズが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。戦績は、中央平地25戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月18日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、バブルウイズアランに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月14日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベビーフェイスに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月11日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のスマートカスタムを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

3歳（2007年）

2月3日、中8週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上はA.スボリッチ騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月20日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた13戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4歳（2008年）

6月22日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

7月12日、中2週で迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた16戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディスパージョンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5歳（2009年）

1月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

2月15日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた23戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6歳（2010年）

1月24日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた25戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。