ディスパージョン（2004年生、母ダイヤモンドロッチ）

ディスパージョン（2004年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダイヤ内部から放出する輝き（分散光）。母より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のタバスコキャット（当時13歳）と交配したダイヤモンドロッチが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,365万円（6.83万×200口）で一口馬主が募集された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月9日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトソリストに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

12月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4歳（2008年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルグロッソ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ウインドストームにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（5戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイショウキトリにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたコスモチーキー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月27日、中2週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、抜け出したファインドロップにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月3日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、マザーズウィッシュに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月26日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたテイエムオペレッタ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月13日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5歳（2009年）

2月7日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、最後はメイショウヨリトモと並んで6着同着となった。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（9戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

4月12日、中6週で迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた25戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（11戦1勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

6歳（2010年）

4月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。