ファインドロップ（2004年生、母スイートイブン）

ファインドロップ（2004年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美しい＋菓子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したスイートイブンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回、地方13戦3勝。2007年の芳春特別に勝利した他、2007年の道営スプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

8月30日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトブラックに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのグラスワンダー賞（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

10月15日、中3週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサフラン特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のファイナルナイト特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のストレチア特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のシクラメン特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のスーパールミナスに4馬身の差をつけて優勝

3歳（2007年）

2月14日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの芳春特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヴイグランプリに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ゼットカークに半馬身交わされて2着となった。

7月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサニーアンジェリカをアタマ差振り切って4勝目を収める

8月12日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、レヴリに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月10日、中7週で迎えた13戦目は、地方重賞の道営スプリント（旭川ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた15戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4歳（2008年）

1月9日、中3週で迎えた16戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい17着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のディスパージョンをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月9日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

5歳（2009年）

9月6日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。