コスモチーキー（2004年生、母ホウヨウマリン）

コスモチーキー（2004年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋生意気な」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時15歳）と交配したホウヨウマリンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は古川雅且。戦績は、中央平地14戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモスによって315万円で落札された。

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月7日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンライトプリティを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

3歳（2007年）

8月25日、約8か月半の休養明けで迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、6着を確保した。

9月22日、中3週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2008年）

4月19日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

6月7日、中3週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のディスパージョンをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月9日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

9月7日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月12日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた14戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。