エーシングレーソロ（2005年生、母サンファンガール）

エーシングレーソロ（2005年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ねずみ色＋単独」。毛色は芦毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したサンファンガールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着5回、地方11戦3勝2着4回。2012年のオータムカップ(地方重賞)に勝利した他、2012年のエメラルドオープン(一般A1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアグネスファストに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタガノヴァレオに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

5月3日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5歳（2010年）

1月17日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったハギノバロンドールにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

2月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた17戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリッカロイヤルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月23日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

6歳（2011年）

1月29日、中4週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトレジャーバトルに半馬身届かず2着となった。

3月19日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスマートイーグルをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

10月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月16日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシルクシュナイダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7歳（2012年）

4月27日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードグリンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

5月18日、中2週で迎えた31戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルバーウインドに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

6月10日、中2週で迎えた32戦目は、地方重賞の西日本グランプリ（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイズミーアップからクビ差の2着に甘んじた。

7月19日、中5週で迎えた33戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤジメーテルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中6週で迎えた34戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月14日、中0週で迎えた35戦目は、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノクレドに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月10日、中3週で迎えた36戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

8歳（2013年）

5月17日、約7か月半の休養明けで迎えた37戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた38戦目は、乗鞍短距離特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したドリームスカイラブに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月26日、中3週で迎えた39戦目は、盛夏特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したシンビオシスにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月27日、中8週で迎えた40戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。