タツキミコ（2004年生、母コクサイリーベ）

タツキミコ（2004年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のハンセル（当時16歳）と交配したコクサイリーベが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2十五。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4歳（2008年）

5月17日、約9か月半の休養明けで迎えた5戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スマートミリオンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月24日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた6戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシャインリーズンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月1日、連闘で馬体重を前走から17kg戻して迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十一十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェイバーエースに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月28日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカノディアスを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

8月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のボウキョウに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月16日、連闘で迎えた14戦目は、種山高原賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた15戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた23戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた24戦目は、磐井川賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた25戦目は、田瀬湖賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（13戦4勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。