ヴァンダライズ（2007年生、母ピンクタートル）

ヴァンダライズ（2007年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「破壊する」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時14歳）と交配したピンクタートルが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地28戦4勝2着2回、中央障害5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンコーファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノースヒルズマネジメントによって1,995万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のポルトゥエンセに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

3歳（2010年）

1月31日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したバシレウスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月29日、中5週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、4着に入った。

8月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月19日、中3週で迎えた14戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の香椎特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスプリングバレルを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月26日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったヒットザターゲットに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月13日、中4週で迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月19日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の金倉山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサクラボールドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2012年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエクセルサスをクビ差振り切って制した。

2月19日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた28戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月21日、中5週で迎えた29戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったディアプリンシパルから1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のモルエランに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月3日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノバッチグーに半馬身の差をつけて優勝

7月28日、中7週で迎えた32戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。