ヤマノトライアンフ（2000年生、母ヤマノプログレス）

ヤマノトライアンフ（2000年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋完全勝利」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したヤマノプログレスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の杉並木賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

7月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた3戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

12月29日、中8週で迎えた6戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ハ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2004年）

1月23日、中3週で迎えた7戦目は、一般C5ニ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったムゼッタから3馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた8戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスガノオーショウに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のボノミーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシングハヤテに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。