ソレキタキタ（1998年生、母メインディッシュ）

ソレキタキタ（1998年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時11歳）と交配したメインディッシュが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回、地方19戦5勝2着2回。2000年のエアジハード特別に勝利した他、2000年のサマーチャレンジ6で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、明和牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、レースホース渡辺によって1,050万円で落札された。

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

6月1日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエーエスダイナーに約15馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサマーチャレンジ6（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレアリングマズルから3馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったタシロスプリングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダンスインザダーク特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのエアジハード特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーデンスに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

12月13日、中6週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

3歳（2001年）

1月16日、中4週で迎えた7戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’01ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2002年）

4月22日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトキメキビジンをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月17日、中2週で迎えた10戦目は、南風特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた11戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1190m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5歳（2003年）

2月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C1三ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた13戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ロイヤルゴーストに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中3週で迎えた14戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマロンテーストを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4月10日、中2週で迎えた15戦目は、陽春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマキバサイキックに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、緑風賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の青葉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた19戦目は、文月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、青海波特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。