ホールシバン（2018年生、母サマリーズ）

ホールシバン（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「何から何まで」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したサマリーズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2022年のBSN賞(オープンハンデ)で2着に入った他、2022年のBSN賞(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノクラールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中4週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダノンハーロックに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月26日、中4週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レース、G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3歳（2021年）

11月27日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフィニステールをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

12月19日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴィーダに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

4歳（2022年）

1月16日、中3週で迎えた7戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた8戦目は、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったアドマイヤルプスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったジュンライトボルトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた11戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2023年）

5月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。