ダノンハーロック（2018年生、母ブラマンジェ）

ダノンハーロック（2018年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は白毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したブラマンジェが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年のアルデバランステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって7,128万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月22日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のゴールドジャーニーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったホールシバンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2021年）

6月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヒミノフラッシュに3馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

10月24日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のストロングラインを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上3勝クラスの茨木ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るモダスオペランディを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

4歳（2022年）

2月5日、中9週で迎えた7戦目は、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2023年）

7月16日、約17か月の休養明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、名鉄杯（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。