スズカブレーン（2012年生、母ブリイジースズカ）

スズカブレーン（2012年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋頭脳」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時10歳）と交配したブリイジースズカが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原牧場。主な勝ち鞍は2014年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

7月9日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、スケリッグマイケルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、連闘で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシケンツワモノに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のプレッツェルをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

10月16日、中5週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケンキャクに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月16日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月27日、中5週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

3歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

1月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月1日、中3週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアポロノシンザンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、最後はサダムリスペクトと並んで3着同着となった。

4月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月1日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月20日、中6週で迎えた15戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4歳（2016年）

2月14日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月2日、中9週で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったレッドリーガルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

5歳（2017年）

4月8日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月23日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた29戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月9日、中7週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

6歳（2018年）

6月16日、約8か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7歳（2019年）

3月2日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた33戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、最後はハイヤーアプシスと並んで4着同着となった。

4月20日、中1週で迎えた35戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた36戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた37戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた38戦目は、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月3日、約4か月半の休み明けで迎えた39戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

8歳（2020年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。