ハイヤーアプシス（2014年生、母テイクミーハイヤー）

ハイヤーアプシス（2014年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「遠日点。星、彗星の楕円軌道上で、太陽から最も遠い点」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時7歳）と交配したテイクミーハイヤーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月20日、デビュー戦はA.シュタルケ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月26日、中8週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルーリングデイズを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月2日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4歳（2018年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月23日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はスズカブレーンと並んで4着同着となった。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月7日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーマレードガールをクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月29日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月30日、中8週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（2020年）

1月5日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したタイセイソニックにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月19日、中1週で迎えた22戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。