ダイユウカイソク（1995年生、母カイソクワン）

ダイユウカイソク（1995年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時15歳）と交配したカイソクワンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、地方20戦7勝2着1回。1999年のゴールド争覇(地方重賞)に勝利した他、1999年のタンザナイトオープン(一般A)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

錦見勇夫厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1997年）

8月5日、デビュー戦は深見明宏騎手を鞍上に据えて、馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアサケスキャンに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、倉知三千紀騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の中京盃（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉知三千紀騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のショウフウフレンチに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉知三千紀騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニキータに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月23日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で倉知三千紀騎手（3戦2勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた7戦目は、B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉知三千紀騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1998年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉知三千紀騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉知三千紀騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた10戦目は、4歳500万下のアルメリア賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉知三千紀騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のサイネリア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた13戦目は、4歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったトウショウノアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月5日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシルバーブリゲイドを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月10日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミホクラウンを半馬身振り切って5勝目をマークした。

12月13日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（1999年）

1月3日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞の新春グランプリ（中京(地)ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で吉田稔騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドプルーフからハナ差の2着に甘んじた。

1月22日、中2週で迎えた21戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田稔騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカゼノヒリュウに4馬身の差をつけて優勝

3月13日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で吉田稔騎手（11戦3勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

4月14日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田稔騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月5日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田稔騎手（13戦3勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、タンザナイトオープン（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で吉田稔騎手（14戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツガードに3馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

7月20日、中2週で迎えた26戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、中8週で迎えた27戦目は、キャッツアイオープン（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（15戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のワカサアイネスに3馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

10月11日、中2週で迎えた28戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（16戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンラナークに2馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

11月3日、中2週で迎えた29戦目は、G2の東海菊花賞（名古屋ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（17戦6勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた30戦目は、オニキスオープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（18戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（19戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2001年）

11月2日、約22か月半の休養明けで迎えた32戦目は、満田英樹騎手を鞍上に迎えて、オパールオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（2003年）

8月6日、約21か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、河端秀俊騎手を鞍上に迎えて、サマースプリント特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた34戦目は、あおぎり特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河端秀俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。