ワカサアイネス（1992年生、母ゴールドハーフ）

ワカサアイネス（1992年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時5歳）と交配したゴールドハーフが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原伸幸。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、地方23戦3勝2着5回。1999年のサードニクスオープン(一般A)に勝利した他、1998年のスプリンター争覇(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテンマアスリートに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のトップサンキストに3馬身の差をつけて優勝

6月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菩提樹ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（1996年）

2月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月3日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

3月24日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

11月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コウエイスマイルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキョウワハヤブサに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月30日、中2週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

8月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、米山哲郎騎手を鞍上に迎えて、ハイビスカス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1998年）

4月15日、約8か月の休み明けで迎えた20戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた21戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米山哲郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、カーネーション特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米山哲郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた23戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米山哲郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッピーイソハルから半馬身差の2着に敗北した。

7月9日、連闘で迎えた24戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、ローズ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米山哲郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーイソハルに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた26戦目は、カンナ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイリーガーに3馬身の差をつけて制した。

9月2日、中3週で迎えた27戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトライバルスピードから3馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、キャッツアイオープン（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイエイツートップから1馬身半差の2着となった。

7歳（1999年）

5月27日、約8か月の休養明けで迎えた29戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた30戦目は、ガーベラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は米山哲郎騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた31戦目は、ルビーオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は米山哲郎騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた33戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、サマースプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャロットショウブからアタマ差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた34戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、サードニクスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリワンをアタマ差制して6勝目を奪取した。

9月1日、中1週で迎えた35戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた36戦目は、キャッツアイオープン（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイユウカイソクから3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中4週で迎えた37戦目は、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は米山哲郎騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2000年）

6月14日、約7か月半の休み明けで迎えた38戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた39戦目は、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米山哲郎騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた40戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米山哲郎騎手（12戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた41戦目は、キンモクセイ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米山哲郎騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。