ミナミノアカリ（1988年生、母ブレイブエース）

ミナミノアカリ（1988年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレツ（当時21歳）と交配したブレイブエースが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地31戦5勝、地方1戦0勝。1992年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

11月3日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスリートライをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

2月3日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の4歳抽せん馬特別（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

3月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなみずき賞（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下のあやめ賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（1992年）

1月26日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月15日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスリーヤーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウソロモンをハナ差振り切って3勝目を収める

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた24戦目は、灘ステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウソロモンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月4日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシャコーグレイドをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

5歳（1993年）

1月5日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月10日、約9か月半の休み明けで迎えた30戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6歳（1994年）

11月10日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、広森久雄騎手を鞍上に迎えて、大平原特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。