ワンダーブリング（2022年生、母ワンダーテルヌーラ）

ワンダーブリング（2022年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+きらきらした」。毛色は鹿毛。種牡馬のDeclaration of War（当時13歳）と交配したワンダーテルヌーラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月29日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は536kg。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月30日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月7日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3歳（2025年）

4月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、森田誠也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7月12日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月29日、中6週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、翔子☆来場記念（園田ダート1230m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアウローラルミエルに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジャスティントレノに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のテイケイウルに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、パカれ、晩秋賞（園田ダート1400m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のダノンワンナップをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。