グリーンヴォルト（2009年生、母ドレスデングリーン）

グリーンヴォルト（2009年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「緑の部屋」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時10歳）と交配したドレスデングリーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上B2。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月15日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

6月24日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月19日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のドリームインプレスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったドリームインプレスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったウォーターレオに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンクルガンバレに1馬身1/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2013年）

1月8日、中5週で迎えた10戦目は、るり渓ゴルフクラブ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したライネスゴルトを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のムーンベックカフェを半馬身振り切って勝利をモノにする

3月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた17戦目は、あやめ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したインテンシティを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月24日、中9週で迎えた18戦目は、やしろ鴨川の郷特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた19戦目は、小山裕也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた20戦目は、神姫バス杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（12戦3勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、“オレンジアロー連 SANDA”特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（13戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた22戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた23戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、カトレア賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーシンタヒチを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた26戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。