トシザロマンス（1998年生、母プリセレスレデイ）

トシザロマンス（1998年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時5歳）と交配したプリセレスレデイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦10勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

12月3日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

3月28日、中8週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた5戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャインドメストに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツエンドレスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のラシアンクレンを半馬身振り切って勝利をモノにする

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた9戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るガールハンターを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目をマークした。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリアルプロテクターに6馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギンセカイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオペラスターに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チトセチャンスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャパンドーターに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーシャンハイに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた16戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーシャンハイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

2月23日、中6週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月13日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

9月28日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月1日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（4戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた22戦目は、ガーネット特設（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。