オーシャンハイ（1998年生、母ケイウンファスト）

オーシャンハイ（1998年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時9歳）と交配したケイウンファストが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方15戦5勝2着6回。2000年のフェニックス賞(オープン)で2着に入った他、2000年のジュニアチャンピオン(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渡辺牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、広松金次によって997.5万円で落札された。

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2000年）

6月10日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジノダイヤモンドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月21日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイニテンランに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコトブキハンターを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、トウジンルノワールに3/4馬身交わされて2着となった。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

10月14日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスターユウシュンに1馬身半の差をつけて優勝

3歳（2001年）

4月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は川野幸治騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビックジョンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のりんどう特設（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマックスローマンに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

11月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の九州菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月22日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトシザロマンスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トシザロマンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジンデンタローに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメビナに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

3月9日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリアーベースに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

1月5日、約10か月の休養明けで迎えた17戦目は、ガーネット特設（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。