ロックユー（2018年生、母シャンロッサ）

ロックユー（2018年3月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「一発でやっつける」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したシャンロッサが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2023年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月13日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2021年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホウオウラフィットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中1週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月24日、中9週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のドラミモンに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2022年）

2月12日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの春日特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のセントウルに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月18日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月4日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のコバルトブルーに約16馬身の大差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月8日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフィロロッソに8馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

12月2日、中7週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた15戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサゲンキに3/4馬身の差をつけて6勝目を手にした。

6歳（2024年）

3月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。