アサクサゲンキ（2015年生、母Amelia）

アサクサゲンキ（2015年4月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名+元気」。毛色は鹿毛。種牡馬のStormy Atlantic（当時21歳）と交配したAmeliaが18歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年の小倉サマージャンプ(JG3)を連覇した他、2017年の小倉2歳ステークス(G3)に勝利するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月8日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したジュンドリームを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のディアボレットに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のアイアンクローに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

11月4日、中8週で迎えた5戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2018年）

3月17日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミスターメロディにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月26日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 雨/重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず16着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったパクスアメリカーナにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

4月14日、中8週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月26日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のルグランフリソンに3/4馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2020年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。2着となった。

5月9日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2021年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロシゲセブンから2馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のインザムードに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝3390m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカフューラーに3/4馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月28日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマサハヤドリームに1馬身半の差をつけて3連勝で2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

10月17日、中6週で迎えた27戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた28戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（11戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったレオビヨンドから5馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた29戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2022年）

3月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月23日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月30日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた33戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウウチデをクビ差制して連覇達成

12月3日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミッキーメテオから約10馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた35戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8歳（2023年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（13戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月29日、約4か月半の休み明けで迎えた37戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた38戦目は、小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧加矢太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた39戦目は、京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエコロデュエルから半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた40戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックユーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9歳（2024年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた41戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧加矢太騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた42戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビレッジイーグルから1馬身1/4差の2着に敗北した。