ミッキーメテオ（2017年生、母メテオーリカ）

ミッキーメテオ（2017年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したメテオーリカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の中山グランドジャンプ(JG1)で2着に入った他、2022年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、野田みづきによって6,480万円で落札された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のバルバレスコに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、中9週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2020年）

3月14日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたキッズアガチャー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月16日、中5週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

11月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後はレッドレビンと並んで2着同着となった。

4歳（2021年）

1月10日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたロバートソンキー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤミモザに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

4月10日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの千里山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

11月28日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月27日、中9週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月4日、中9週で迎えた20戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエナジーロッソに約24馬身の大差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

12月3日、中7週で迎えた22戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサゲンキに約10馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2023年）

3月11日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた24戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったイロゴトシから約19馬身差の2着に敗北した。