ロバートソンキー（2017年生、母トウカイメガミ）

ロバートソンキー（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シンガポールの繁華街。兄のクラークキーより連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したトウカイメガミが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長浜牧場。2022年のオールカマー(G2)で2着に入った他、2020年の神戸新聞杯(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、長浜牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、保坂和孝によって1,080万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月30日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2020年）

5月30日、約11か月の休養明けで迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のシャトンに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月8日、中9週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したコマノウインクルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中6週で迎えた4戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミッキーメテオをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

9月12日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のノースザワールドに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（2022年）

3月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月1日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（6戦2勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスルーセブンシーズをアタマ差振り切って4勝目を奪取した。

9月25日、中4週で迎えた11戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（8戦3勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったジェラルディーナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2023年）

1月15日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。