コマノウインクル（2017年生、母コマノリリー）

コマノウインクル（2017年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勝ちが来ますように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したコマノリリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は新井牧場。主な勝ち鞍は2020年の魚沼特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月26日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のロードシャムロックをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月8日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロバートソンキーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月10日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの魚沼特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のフォーラウェイに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

11月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したナルハヤにハナ差届かず2着となった。

4歳（2021年）

2月13日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月10日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤祥太騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤祥太騎手（8戦2勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤祥太騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したユニコーンライオンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。