キセンハボク（2007年生、母スプリングサミット）

キセンハボク（2007年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「秦の４名将、白起、王翦、廉頗、李牧にあやかって」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時12歳）と交配したスプリングサミットが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着6回、地方14戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒシヴェリタスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3歳（2010年）

2月13日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスピールナカヤマにクビ差届かず2着となった。

3月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったドンイースターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したブライティアモアにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、エーシンアライアンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月15日、連闘で迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったキセキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

2月2日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、仲春賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般B3四 C1三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、一般B3四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、カスミダンサーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた15戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月13日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般B2三 B3四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた19戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

5歳（2012年）

1月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月7日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、陽炎特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。