クレッシェンド（2020年生、母キープレイヤー）

クレッシェンド（2020年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「だんだん強く(音楽用語)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したキープレイヤーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は有限会社下河辺トレーニングセンター。主な勝ち鞍は2024年の一般C21。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月27日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3歳（2023年）

1月28日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月30日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた4戦目は、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4歳（2024年）

2月19日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート800m 小雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドヴォルザークを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、キンセンカ特別（笠松ダート1600m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリタリエイションに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、盛春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンセブンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイファーダイオウに半馬身届かず2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトンボイミノルに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

2023年7月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。