カワチオンド（1993年生、母サバンナモンラン）

カワチオンド（1993年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は芦毛。種牡馬のメンデス（当時12歳）と交配したサバンナモンランが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野木山博。戦績は、中央平地33戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（4戦0勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月10日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で増井裕騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3歳（1996年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

1月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 雪/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中0週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で四位洋文騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月18日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた19戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルカヒロをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ダイイチリューにハナ差交わされて2着となった。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

4歳（1997年）

3月2日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月13日、連闘で迎えた28戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

4月27日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた31戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上500万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた34戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。