キングゲート（1986年生、母タニノカステラーニ）

キングゲート（1986年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウショウゲート（当時12歳）と交配したタニノカステラーニが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木幡サザエ。戦績は、中央平地30戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の穂高特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

柴田不二男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月28日、デビュー戦は柴田政見騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 小雪/重）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政見騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政見騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマッハシチーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政見騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったロングシンホニーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政見騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月29日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、4歳400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政見騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政見騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（1990年）

3月24日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月22日、中3週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたリーウジンニシキ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月26日、中2週で迎えた11戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るローズイホーマーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルイチテイオーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月8日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の野分特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったブルーメモリに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月21日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた18戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（1991年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた22戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマチカネラプソディに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月7日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’91ヤングジョッキーズステークス（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6歳（1992年）

3月14日、約11か月の休養明けで迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた26戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 小雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた27戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’92ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月14日、中3週で迎えた30戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。